Album 2012
2012年秋 今年も、無事にぶどう園を開園することができました。
みなさまに支えられ、この日を迎えられることに感謝しております。
2004年、就農当時まだ30代だった私たち夫婦は、今では40代になり、ぶどう農家9年目を迎えました。
ぶどう作りは奥が深く、栽培年数を重ねれば重ねるほど技術面・精神面・体力面において壁にぶつかることばかりです。
けれど、数年前に葡萄の不作を経験して以来、大切に育てたかわいいわが子=葡萄に対して、何が起ころうとも最後まで精一杯頑頑張り「絶対にあきらめない」と心に決めました。
至らない点、ご満足いただけない点も多々あるかと思いますが、みなさまの「心」に残る葡萄をお届けできるよう今後も努めて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
季来里ふぁーむ・すずき 鈴木浩哉・かおり
樹齢約30年 巨峰の大木
前の園主さんからぶどう畑を受け継いで早9年。
未だにこの「ぶどう園の主(大木)」だけは上手にコントロールすることができません。
樹齢約30年の巨峰の木は何本か植わっていますが、この木が特に巨大で上手にコントロールすることができない「主(ぬし)」なのです。
味はピカイチですが「主」から成る巨峰の栽培過程だけは毎年どうしても納得ができません
「主」は、私たちがこの「大木」にふさわしい人たちなのかということを試している気がします
そして「主」からはとてもとても強い生命力を感じます。
それもそのはず、遠い向こうの枝の先の先に出来る子供たちに全身全霊で水分と養分を行きわたらせているのですから。
「主」から出来た巨峰は特に濃厚で、とても深みがあり「主の強い生命力」がヒトの細胞に染み渡って行く・・・そんな感覚すら覚える不思議な巨峰なのです。 ※見やすい文字はこちら ブログが開きます。